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今回もゲストにクラウス君をお迎えしてトーク形式でお送り致します。 に:中川君、豚乗るべき! く:なんだよそれ(笑) に:いや、前回のタイトルに引きづられちゃってさ、言ってみたかったわけよ。 く:中川君って誰?中川家? に:いいんだよ知らなきゃそれで。 く:いや、俺はいいけどさ他の人は? に:じゃ今日のネタなんですが く:・・・・・・ に:音楽ネタです。音楽業界におもしろい動きが出たのね。 く:うん。 に:Nine Inch Nailsってバンドが新作アルバムGhostsをネット販売したのね。知ってる? く:知らない、外国のバンド? に:そう。アメリカ。 く:洋楽聞かないし。 に:聞きなさいよ、閉鎖的な人間だなぁ。 く:言葉わかんねーもん。 に:このバンドの新作はインストだから大丈夫。 く:インストつまんないしなぁ・・・ に:・・・・・・で、Radioheadと同様、公式サイトでダウンロード先行発売したんだって。 く:Radioheadね、あ~このブログにも何か載ってたな。 に:で、NineInchNailsのほうなんだけど無料版と有料版があって、9曲のみなら無料で。全36曲だと5ドル、今だと円なら500円前後ってこと。 く:安いな、CDだと輸入盤で買っても1800円ぐらいでしょ。 に:そう、4分の1の値段なんだよ。ファイルはmp.3なんだけど320kbpsなんだよ。 く:ふーん、高音質ってこと? に:レディオヘッドが160kbpsだったから、約2倍。 く:で、売れたの? ナイン・インチ・ネイルズが新作のダウンロード状況を公表!! その売り上げ額は? このたびフロントマンのトレント・レズナーは、自身のサイトで配信開始後1週間の販売実績を公表。最初の一週間で80万枚分の取引があり、売上高は160万ドル(約1.6億円)で、ウェブサイトへのアクセス総数は78万件だったという。 このデータには、無料ダウンロードと有料ダウンロード、さらに限定盤のボックス・セットなどの予約分も含まれている。トレントの直筆サインとシリアルナンバーが入るデラックス盤は300ドル(約3万円)という価格にもかかわらず早々に2500セットが完売を記録している。これだけでも、およそ75万ドル(約7500万円)の利益を上げている。※肉球フォントが金額部分を一部訂正。 く:ここに出てる金額合わせても約2.3億円?けっこうな儲けだな。 に:そう、おいしいよね。少しどころか全部分けて欲しいもんだよ。 く:全部ってなんやねん・・・ に:で、結構成功だと思うんだけど。このNineInchNailsのリーダーのトレント・レズナーが く:トレント(笑) に:(笑) く:皮肉だな・・・ に:で、Radioheadのダウンロード販売を批判してるんだよ。 く:ほう。 に:で、本当はリンク貼って引用したいとこなんだけど、どうもネット自由派で偏向しまくってるサイトなのでリンク張りません。参照は記事タイトルで検索してみてください。 Nine Inch Nailsのレズナー氏、Radioheadのオンライン販売手法を批判 「(Radioheadが)新手のプロモーションで使ったやり方は、確かに巧妙だったと思う。しかし、彼らがやったことをよく見れば、おとり販売のようなもので、従来のレコード販売を促進する方法として『MySpace』並みの音質のデジタル楽曲に金を払わせたのだ」 「何ら間違った行為ではないが、称賛されているほど革命的なことだったとは思えない。私には不誠実な行いのように感じられる。『史上初』だったということだけが売りで、そのおかげでニュースの見出しを飾ったのだ」 く:なんだか恥ずかしい日本語だな。(笑) に:(笑)いや・・・訳だし。わかりやすくすると、「何160kbpsで配信しとんねん。」というのと、「そんなに革命的かぁ?」の二つです。 く:ふ~ん に:で、私はビットレートに関してはどうも思わないんだけど。革命的かってとこに関しては多いに賛同したい。 く:革命的じゃないと? に:うん、いや、それなりに新しい試みだったよ。でもそれは革命的なことでもなんでもないよ。だって要は、ネットのファイル共有による不正な音楽ファイルの流通によるレコード産業の不況化にある中で、自主的にダウンロード販売で客に値段をつけてもらうという方法を取っただけのことですよ。 く:客に値段をつけてもらうってことは無料でもいいの? に:そう。 く:すごいじゃん。 に:いや、だからこの方法が主流になれば革命的っていえると思うけど。単発のサービスにしかなってないのね。 く:特別サービスみたいな感じか。 に:そう、今後Radioheadがこの方法を取る可能性は低いとバンドマネージャーは発言してるそうだし。 く:なるほど、普通に売った方が儲かったのかもしれないな。 に:かもしれないよ、まぁRadioheadはどれくらい利益があったのか公開してないので何とも判断しづらいんだよね。でもCD版もダウンロード版の後に定価で発売したんだけど。英米ともに1位になったんだよ。 く:すごいじゃないか。劣化版とはいえ無料で音楽ファイルが手にはいるのに1位ってのは。 に:まぁ位だけ見たらすごいんだけど、最初の週で12万の売り上げ。前作のアルバムHail to The Thief は3位だったからそれと較べれば位は高いけど、前作は最初の週で30万売れてたからね。下がってるでしょ。 く:12万で一位か・・・少ないな。時期的なもので運がよかったのか。 に:そうね、だいたい20万前後が平均という感じだから。まぁ普通に売ってたらもっと上の売り上げだったろうね。 [革命的にはほど遠い] に:客が値段を決める、これを革命的だっていうなら、松本人志のライブ松風’95はもっと革命的だよ。12年も早い。 く:そんなことやってたんだ、すごいな。 に;でもその後誰もやってないからこれも単発。 く:儲からなさそうだもんな。 に:このRadioheadの販売方法も、不正ファイル共有がない状況の中だったら私も純粋におもしろいとおもえたけど。この悪状況の中だからさ、あんまりおもしろみがないんだよね。どうせ無料で手に入るし、公式でやられてもねぇっていう。 く:まぁ追い詰められた感があるよな。で、トレント・レズナーの方は革命的なのか? に:いやぁこちらの方は、客が値段は決められないんだけど、無料版限定9曲と有料版全36曲500円があるわけなんだけど。 く:要はサンプル版と超リーズナブルな有料版をご用意しましたって感じか。 に:そう、だからRaidoheadと較べると私はこっちのほうが頭を使っている感じで好感が持てるな。ビジネスモデルの一つを提示しましたって感じでさ、CD版も充実しているし。何よりも定価500円という価格設定に他アーティストへの気遣いが感じられるよね。 く:で音の方はどうったん? に:いや・・・聞いてない。 く:えーーーーー に:だってNINはフラジャイルしか持ってないし、それもあんまり聞いてないし、つまり趣味じゃないんだな。 く:聞けよ閉鎖的なやつだな。 に:あんたに言われるとは・・・ く:でも500円で36曲って安すぎないか? に:安いね、Itunesでも1曲150円だからね。だからこれは自主販売だからできることなんじゃない? く:この価格で他のアーティストへの気遣いできてるか? に:まぁこれは目をつぶっておきましょうよ、インストだし。自主販売というリスクを受け入れた特権じゃないですか。 [販売方法の違いだけでロックを評価するな!] に:で、この記者はいかにもネット自由派って感じで煽ってるんだけどさ。「何で他アーティストがアバンギャルドな販売方法をしないんだって煽ってるんだよ。そんなんロックンロールじゃないだろう」って。 く:ほう。 に:別にこの記者はアーティストでもなんでもないけどさ。そう思うんならまずおまえがまず具体的な案を出せ!と思うんですよ。 く:出た。(笑) に:自分が出せもしないくせに横から口出すなっての。そんなに簡単に新しい販売方法が確立できるんならとっくの昔にできてますよ。あともうひとつ、何も新しい販売方法をアーティストが提示する必要はなにもないってこと。こいつは勘違いしてるんだよ。単に奇をてらうのがロックンロールじゃないっつーの! く:いかにもな煽り方だよな、自分側が自明に進歩的であり、正義であるのだから、こっちに歩み寄ってきなさい、お~よしよし(笑)っていう。 に:販売方法なんて、どっちかといえば企業が提示するべきだし、っていうか、「 Itunes Store 」 。日本でいったら「 着うた 」がもう示してるじゃん?1曲150円だよ?これ私は十分にリーズナブルな価格だと思うよ。この価格に文句言ってるようなもんだよ。 く:そうなんだ。でもなんで出てこないんだろうね、その二つだけ?Radioheadとtorrent(笑) に:綴りちゃう・・・。その二つはいわゆる自主販売だから、金とかある程度の知名度と信用ないとやっぱりできないんですよ。 く:ふ~ん。 に:だから既に売れているアーティストの特権だしかないし、エゴでしかないんだな、他のアーティストにとっては。特に今からデヴューしたいとか思ってる人は自主販売しようっていってもシステム構築だけであっぷあっぷですよ。だからダウンロード販売という方法をとるにしてもItunesで扱ってもらうとか企業に頼らざる得ないです。 く:ふむ、新人だったらCD-Rに曲焼いてオークションで販売するとかもできるな、でも貧乏臭いよな(笑) に:それはきついなぁ・・・ に:あと最近、ユーザー側にもアーティスト側にも「アート指向」のやつが多いけどさ、反企業とかさぁ、うぜーうぜー。そんなにアーティスト気取りたいなら全部タダで配れよとも思うね。ファイル共有でもなんでも流せるんだからさ。ただ届けたいんでしょ?じゃとっとと配れば?っていう。YoutubeとかMyspaceでネットスター気取ってろよと思うね。 く:まあね(笑)無料で配れる環境いくらでもあるもんな。 [時代錯誤過ぎる映画「靖国」規制問題] に:話一瞬変わるけど、最近テレビで「靖国」とかいう映画が右翼の圧力によって公開自粛せざるえないとかやってるけどさ。これもよくわからない話だよ、ネットの時代に、映画で表現の自由とか問題になるってのもなぁ。 く:表現の自由がとか言ってるな~、監督本人がじゃなく、キャスター連中ばかりが(笑) に:あれも単に見て欲しいなら、意図的にネットで流出させるべきだと思うな。 く:(笑) に:単に「映画を見て議論して欲しい」とかさ~だからなんなん?って思うんだよね。「上映できないと稼げないから生活できないんで困る」とか発言がありゃ別だけどさ。単に見て議論して欲しいならネットで流出すりゃいいのに~と思わざる得ない。 く:なんかあれって、普通だったら靖国なんて映画失礼だけど見に行く絶対数少ないよな。だから逆に宣伝してんじゃないかって思っちゃうよな。 [ポップカルチャーは売れた方がおもしろい] に:で、話戻すと、ただそういうアート指向の人は、ポップカルチャーの領域、自由を侵してはいけないと思うんだよ。ポップ産業っていうのは売れてなんぼだからそれを邪魔するなっていう。真のアートは無料で共有されるべきだとは私は全く思わないし、それはそう思いたい人間の自由でしかないわけで。そう思うんなら無理に共有を許すような状況を作ってはいけない、それは共有できる状況に甘えてるだけだよ。 く:う~んよくわからん。 に:だから法整備してコピーガードもうまく機能しているような状況の中であって初めて、彼らの言う真のアートみたいなものの真価が問われるんですよ。つまり不正をチェックした上で無料のアートを公開していけばいいわけでしょ?そこで初めて無料と有料のアートが並んで評価されるわけでさ。 く:あ~なんとなくわかったような。 に:私は所有という欲望抜きでポップカルチャーは存在しえないと思うんだ。だから共有っていうのは本当天敵だと思し、それに迎合する必要なんか全くないと思うな。だって始めから無料で手に入るポップミュージックなんかおもしろくないと思うよ。 く:所有ってのは購買意欲の要素としてかなり大きいよな。 に:で、私がITニュース関係のニュースでこの記事を作ったとしたらやっぱりこういう風にしめたいわけ。アーティスト側はこの悪状況の中で必死に工夫を凝らして業界を盛り上げてるんだからさ、次に動くのは、ユーザーとIT企業だと。 く:なるほど。 に:もともとCDが高いからっていう理由で不正に共有する口実を作ってたようなもんじゃん。で、提供する側がこんだけユーザーに歩み寄ってんだよ?ユーザーもIT企業も、ばかみたいに「共有は正義だ」とかさ、具体的な案も出さずに「著作権を改正しろ」とか一本調子な論調をやめるべきだと思うんだよ。 く:正義なわけないよな(笑)無料の口実を作りたいだけだろうに。 に:あと、アーティストもファンもさ、そういう口実の欺瞞性を暴いていかないと。だって不正に共有して唯一儲かるのはIT企業や業者だけだよ。「アート指向」の人間はなんでIT企業には批判の目がいかないんだろう?大いなる謎だよ。 く:聖域になってるんだろうな(笑) に:まぁ私はポップカルチャーに良質なユーザーがいることを信じたいな、じゃないとこのブログの存在自体意味もないしね。というかいっぱいいるはずなんだよ。 く:問題はあれじゃない?ユーザーというより、意図的にファイル共有を商売のネタに利用しているIT企業とか関係者だよな。 に:もちろんそう。でもユーザーも声を出していかないと勝手に民意にされちゃうからね。ブログでもなんでもいいからアクション起こして欲しいもんですよ。 関連リンク:レヴューと商品ページは分けるべき 関連リンク:ユーザーが神の時代は最悪 関連リンク:合法か違法か?違法の場合もあるとしないとおかしい 関連リンク:RadioHead [In Rainbows]と違法ダウンロード |
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