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尖閣諸島巡視船衝突ビデオ流出事件


http://mainichi.jp/select/seiji/senkaku/archive/news/2010/09/20100908ddm001040017000c.html
中国漁船・尖閣領海内接触:船長逮捕へ 検査妨害の疑い
 沖縄県・尖閣諸島の久場島(くばじま)北西の日本領海内で7日午前、
巡視船と接触して逃走した中国の漁船について、
第11管区海上保安本部(那覇市)は同日、公務執行妨害容疑で中国人船長の男(41)の逮捕状を請求した。
漁船は同島の北北西約27キロの日本の排他的経済水域(EEZ)で停船し、同本部が海上保安庁法に基づく立ち入り検査中。
検査終了後に逮捕し、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)に移送する方針。

 海保によると、逃走したのは大型トロール漁船「〓晋漁5179」(166トン)。
船長は7日午前10時56分ごろ、同島北西約15キロの領海内で、
並走しながら繰り返し停船を求めた巡視船「みずき」(197トン)の右舷に漁船左舷を接触させ、
検査を妨害した疑い
が持たれている。
船籍は中国・泉州で、乗組員の男15人は全員中国人と話しているという。

 外国籍漁船が不法操業した場合、日本の領海内では外国人漁業の規制に関する法が、
EEZではEEZにおける漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法が適用される。
漁船は網を下ろして操業していたが、停船の警告を再三無視。
みずきへは、操舵(そうだ)してぶつかったとみられることから、海保などは公務執行妨害に当たると判断した

 海保によると09年までの過去5年に、東シナ海を含む日本の領海・EEZで中国籍の漁船3隻、台湾の漁船6隻が不法操業で検挙されている。【石原聖】

    ◇

 中国漁船と海保巡視船の接触に関し、仙谷由人官房長官は7日、
首相官邸に海上保安庁や外務省など関係省庁の局長級を2回にわたって集めて対応を協議した。
出席した政府高官は「最寄りの警察か検察のあるところに連れてきて日本の手続きでやる」と語った。




http://mainichi.jp/select/seiji/senkaku/archive/news/2010/09/20100913dde001040071000c.html
国漁船・尖閣領海内接触:中国、未明に大使呼び出し 船長逮捕、日本に4度目抗議
 【北京・浦松丈二】沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で日本の海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突し船長が逮捕、拘置された事件で、
中国の戴秉国(たいへいこく)国務委員(副首相級)は12日午前0時(日本時間同1時)、
丹羽宇一郎駐中国大使を緊急に呼び出し、
日本側が「賢明な政治判断」を下して、中国漁船と乗組員を直ちに引き渡すよう要求した。

 中国側が丹羽大使を呼び出すのは10日の楊潔〓外相に続き4度目。
国際的にも政府首脳が未明に外国大使を緊急に呼び出すのは極めて異例だ。

 中国外務省によると、戴国務委員は中国政府の「重大な関心と厳正な立場」を表明した上で
「賢明な政治判断を下し、直ちに漁民と漁船を送還するよう促した」という。

 北京の日本大使館によると、
丹羽大使は「厳正に国内法に基づき粛々と対処するとの立場は変わらない」と反論し、
中国側に冷静な対応を求めた。

 ◇官房長官「遺憾」
 仙谷由人官房長官は13日午前の記者会見で、
中国側が丹羽宇一郎駐中国大使を12日未明に呼び出したことについて
こういう時間帯に丹羽大使を呼び出すということは、
日本政府としては遺憾だ」と不快感を示した。
その上で「いずれにしても冷静に対応している」と強調した。

 ◇乗組員午後帰国
 また、船長以外の乗組員14人について、13日午後にチャーター機で帰国すると明らかにした。

 船体についても代理の船長が到着後、中国に向けて出航するとの見通しを示した。任意で事情聴取し12日までに終了したという。【野口武則】

毎日新聞 2010年9月13日 東京夕刊




http://mainichi.jp/photo/archive/news/2010/09/21/20100922k0000m030055000c.html
漁船衝突:ビデオ公開を日本に要求 中国外務省副報道局長

 【北京・浦松丈二】中国外務省の姜瑜副報道局長は21日の定例会見で、
尖閣諸島(中国名・釣魚島)での衝突事故について「中国漁船が巡視船にぶつけられた」と主張し、
海上保安庁に対し事故の模様を撮影したビデオを「最初から最後まで一部始終」公表するよう求めた

 事故後、中国メディアは巡視船側が漁船にぶつかったと報道しているが、
中国政府として公式に事故の事実関係を主張したのは初めて。
中国側からビデオ公開を求めることで主張の正しさを印象づける思惑もありそうだ。


 姜副局長は「中国漁船が釣魚島付近海域で正常操業中、日本の巡視船多数に囲まれ、
追跡され、妨害され、ぶつけられ、損害を受けた」と主張し、
日本側に船長の即時無条件釈放を改めて要求した。

 「ビデオ公開が日中の争いを解決する方法の一つとは思わないか」との質問に副局長は、
「日本側のビデオが何時間あり、最初から最後まで一部始終が公表されるかどうかは分からない」と述べ、
都合のいい部分だけ公表しないよう日本側をけん制した。




http://mainichi.jp/photo/news/20100928k0000e010028000c.html
参院外交防衛委員会は28日、
沖縄県・尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件に関する閉会中審査を開いた。
前原誠司外相は「漁船が巡視船に体当たりしてきた。
ともすれば沈没していたかもしれない事案だ。公務執行妨害での逮捕は当然だ」と述べた。
斎藤嘉隆氏(民主)への答弁。

 外相は衝突の際に海上保安庁が撮影したビデオについて
「中国漁船が故意ではなくミスで当たってきた場合、当たる瞬間や直前、
当たった後にエンジンを逆回転させて離れる措置を取るはずだが、
そういった形跡はまったくビデオからは見られない」と述べ、
中国漁船の行為は故意だったと強調した。

ビデオ公開について、海上保安庁の鈴木久泰長官は「処分保留の状況なので、
関係省庁と協議しながら適切に判断する」と答えた。

船長釈放の経緯では、佐藤正久氏(自民)が「検事総長が法相に事前に相談したか」と質問したのに対し、
小川敏夫副法相は「していない。決定後に報告を受けた」と答弁した。【犬飼直幸、大貫智子】






尖閣諸島衝突ビデオ
↑コメントが痛い・・・「インターネットでさえ検閲するような国、中国」(笑)
ちゃうちゃうそれはネット自由主義を前提にして初めて出る言葉である。
そりゃある程度の自由はあってしかるべきだろう
しかし過剰な自由は無秩序をもたらす・・・ならば
インターネットこそ検閲されても仕方ないと思うほうが自然である。


さて、別にこのタイミングで更新する気は全くないのですが
尖閣諸島の漁船激突ビデオ流出問題が出てきたので臨時というか号外的に
このブログとしてはいくつか言っておかないといけないかなと思いました。

この事件の経緯としては
引用記事を見てもらうとわかるとおり

まず「尖閣諸島」という日本の領域なのに
中国が狙っている領域において
日本の巡視船が中国側の漁船に検査を求めたが
漁船はこれを拒否しぶつかってきた
これを事故とし日本側が船長を拘束、
それを中国側が日本大使を嫌がらせ的に呼び出し拘束解除を認めさせた。
また「中国側」がいかにも被害者面して「ビデオを出せ!」と日本に要求。
「国内の中国を疑う声」も政府に「ビデオを公開しろ」と要求するも
要求に応じなかったが
ついに何者かによる流出という形で
最終的には
地上波テレビで放映されるということになったわけです。

で結局ビデオ内容は前原外相のコメントのとおり
まったく中国側の故意だったということが判明した。




中国側の「表には見えない圧力」が暴露されたかたちになったわけです。
証拠があろうが、圧力かけて出させなくして
むしろ日本政府の方を
日本国民、世界中に疑わせようとした魂胆
があったのは明白。
Youtubeという私の大嫌いな動画サイトに公開されていたわけですが
私もそれさえ駄目だというほど野暮じゃありません。
この流出の一見は、「ナショナリズム的には良い事例」とし
「評価されるべき」
でしょう。

「流出させた犯人」も評価されるべきでしょう
しかしひとつ残念なのは
「何故に名乗り出てこないのだろう?」ということ
まだやり残したことがあるのならわかるが
(それならば期待しよう)
国益を守る意味合いで法を犯したのだから
名乗り出るのが「筋」(物語)だと思う。
何も悪い犯罪をしたわけではないのだから
捕まろうが堂々と主張したらいいと思うのですが・・・

公のために「私」を捨てたのなら好感は持てるが
公も守るが「法を犯した私」も隠して守るというのでは・・・
「所詮匿名でしか活動できないネット右翼」の域を出ない
現職は失うかもしれないが
それを補わないほど今の国民が
非国民だとも思えない。

テレビで見る限り
とあるネット犯罪に詳しいとされる人間がこういっていた。
「流出は証拠が残らないので
普段の言動から探るでしょう」とかなんとか・・・
ん?
よくわからない話である
何故にコピーに話が飛んでしまうのだろう?
アップロードでも元はたどれるのに・・・
証拠なんかYoutubeに確実に残ってるだろう(笑)
これが残ってないのなら完全にYoutubeのシステムの不備(本来権利侵害に対処しなきゃいけない身なのだから)ということになるし
中国の圧力で消されたともとれる。
これで批判の対象がYoutubeには全く向かないとしたら
まさに欺瞞である。
メディアやネットユーザーがこれができるか
うちのブログの読者はよ~く見ておいたほうが良さそうです。

で、予想されるのがこの流出事件による
(恐らく新米右派による。何故なら左は親中だから)
ネット礼賛現象である。
事件の真相がはっきりしたのだから・・・
「ネットはいいんだ。」
「ネットは規制が少ないから、流出できた」のだと。
「ネットでアップロードされれば
いっせいに多くのユーザーがとびつくから
マスコミはそれを無視できないし
中国の蛮行が世界中のユーザーに知らせることができる
各国の親中メディアではこれはできない
よって規制の少ないネットは重要だ」と。




う~ん、でもちょっと待って欲しい。
いくらなんでも・・・いい事例があったからといって
諸手を挙げて「無秩序のネット」を礼賛するのことはできないのです。
むしろネットは中国と同じくらい・・・恐ろしくやっかいだと
私は認識しているからです。
いやもっと言えば中国よりもやっかいかもしれない。

流出はかならずしもいい方向には働かない」のです。
さて、右派の定義はいろいろありますが
物語を重んじるのが右派だとすれば
当然、意味・価値順列に敏感なはずです。

ここで本来考えなければいけないのは
自由主義」という立場は
実は意味・価値順列を破壊しがちだということです。
物語を維持するのならば
ある程度は、「聖域」や「隠されたもの」がなければいけません
それを全て公開してしまうと
物語が維持できないというものがあります
日本でいえばそれは天皇の儀式であったり
三種の神器の公開だったり
国家という枠組みでいえば
その国家にとって他国に明かしてはいけない秘密です。
プライベートでもそういう情報はあるでしょう
私的な会話内容だったり、
恋仲における裸体写真などの性的なものもそう。


Youtube上での二コ動宣伝
↑たまたま見つけたのがこれ、何故Youtubeにはニコ動からの転載が多いのだろう?
まるで宣伝活動でもしてるみたいである。
GyaoとかYahooとかDailymotionからの転載とか見たことないし・・・


「流出はなんでもいい
なんでもさらけだすのが一番だ」と
そういう主張は、物語を破壊する方向にしか働かないのです。
もともと「情報公開」を主義にしていたのはメディアや民主党の理念でしょうし
あるいは晒せ!を得意とする2ちゃんねるのような巨大闇サイトでしょう。
右派がこれを言い出すとすれば・・・それは全く矛盾といえるでしょう。

ですから冷静に考えれば
「流出、情報公開したほうがいいもの」は限られます
だとすれば・・・
「流出から守る仕組み」も考える必要があるわけです。
この件を持って「ネット規制はナンセンスだ」とはならないのだし
そうなっては・・・いけないのです。

コンテンツ産業の観点からいけば
むしろ害悪にしかならないのだし
秘密にされるべき情報」が流出して困るのは国家、企業、国民に共通している。
それを公開するといい脅すことで脅迫することもできる。

尖閣諸島衝突ビデオの一部コメント
↑これまた痛いコメント、「民主主義を徹底的に教え込み」(笑)まるで人間は必ず民主主義に
ならなきゃいけないみたいだし、戦中のアメリカみたいな発言である。
そう簡単に民主主義を理想にされてもなぁ・・・
中国って多民族国家だからまとまらないという理由もあるのだから
民主主義が簡単に根付くはずないだろうに・・・
重要なのは民主主義ではなく、秩序だし、秩序の方法は各国によって違うと思うのですが・・・


それでも自由主義が良い」と言う人がいても
別に私はいいと思う。
しかしそれはあくまでも、
人間にとって「諸刃の剣」だということは認識しておいて欲しいと思う。
過剰な民主、自由あるいは近代的価値の平等
それらは意味・価値体系を壊す方向にしか進まない。

意味・価値体系から人間が逃れられるとしたら
それはもはや人間ではなく機械か獣の生でしょう
無批判なネット礼賛は人間の生をやがて凍りつかせるに違いない。
意味・価値体系こそなにがしかの秩序を産むものだとすれば
そのバランスこそが重要だと思うので。





終わろうかとも思いましたがもうひとつ
前もって断っておきます。
またまたこんなこと書くと軍国主義ブログとか非難されそうですが
あえてぶちかましときます。


近代の理想の国連的な国際協調」を期待して
中国の圧制暴露・・・さてこれで世界は親日に目覚めるか?

これはもちろん見てみないとわからないですが
残念ながら・・・ちょいと難しいのではないかと思う。
「え?何で?」とほとんどの方はお思いでしょうが
というのも、「世界は圧倒的に親中に傾いている」印象があるからである。

それはちょっと中国に不利な証拠が全世界的に出てきたくらいでは
恐らく修正されえない。
というのもアメリカという覇権国それ自体が「親中」だからである。
民主党だからオバマだから親中ということではなく、
トータルにみて昔から親中なのだ。
オリエンタルとしての「中国幻想」
それを強化する意味での中国側の情報操作
そして「輸出先としての経済的な魅力」
それらがアメリカを魅了して止まない。

そもそも大東亜戦争(太平洋戦争)だって
アメリカと中国の関係が原因といっても過言ではない

だから東京裁判を否定するとアメリカや国連が否定されるのと同じで
中国を否定すると
アメリカをも否定することになってしまったりする。

だからネットの一部でいくら反中をさわごうが
アメリカの巨大なメディアと中国の反日工作の結託の前では
真実を提示しても・・・負ける可能性もなくはない・・・のである。

日本が国際輿論の支持を得る可能性はなくはないが
国際世論の前では負ける可能性すらただよっている。
民主主義という多数決の前では、輿論は世論に負けるのセオリーなのです・・・

問題は人間は「言論」だけで動いているわけではないというとこだ。
もしネットに正常に「近代的価値を基準とした言論空間」が機能しているなら
まず崩壊しなければいけないのは矛盾だらけのアメリカである(笑)
事実アメリカは崩壊していないどころか
情報技術を巧みに自国益に都合の良いように利用している・・・と見るのが
ネットを懐疑する者・・・の心得です。

もうひとつの事実、「力」による協力・支配関係というものがある。
武器を持たない、いや持つことを許されない日本と
言論(情報操作)、巨大軍事を持つ中国・・・
何故中国がここまであからさまに国際的に非難される行動ができるのか?

それは「力」の真実を直視し、
「言論」だけの信頼関係は幻想に過ぎないということをを知悉しているからなのでしょう
日本も昔、国際正義に重きを置きすぎて
アメリカとまで戦わなければならなかった過去がありましたが
またもや・・・似た局面を迎えている気がします。

もしまともに近代価値という基準で価値判断できる国際関係があるなら
昔も今も日本はその正当性を示し勝利できていただろう。
しかし、現実はそうはなっていない。
チベットや台湾、あるいはイラクを見ればよ~くわかる。

そう・・・ほとんどの人間は近代価値など本気では信じていないのではないのでしょうか?
表向きだけ「平等」と「自由」を叫び
裏ではしっかりと大量破壊兵器を配備しているのがアメリカやヨーロッパ諸国です。
所詮、人間が絶対価値への渇望を捨てられないとすれば
啓蒙思想は焼け石に水というもの
宗教戦争は違う形で既に現れている。

どうやら日本は相当危ない状態にあると見たほうがいいのではないでしょうか・・・
これを脱するにはとっとと改憲して自軍を持ち
大量破壊兵器を持つ
あるいは、今回の流出みたいに
不法は確かだがあえて非難を覚悟して「力」足りうる大量破壊兵器レベルの兵器所持を
断行してみせる非常な動きが必要なのでしょう。

もちろん私は言論が無駄といいたいわけではないです。
言葉による信頼関係が成立するのは
相手にも共通の理解を求める意志がある」場合に限られます。
ただ言論だけに頼るのは危ない行為だとしかいいようがないそれだけです。


ネットが健全になって欲しいと思う方はリンクをお願い致します。 【 2010/11/09 00:34 】

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