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予告通り、テキスト起こしです。またまたNewsZeroからです。闇サイト、内容は口座と白ロムです。
こちらは先日ZEROに届いた一通のメールです。 差出人は30代の男性。そこには・・・ 僕は以前、偽造免許を使って銀行口座を開設するグループにいて逮捕されました。 逮捕されて思ったのは、どれだけの人に迷惑をかけたかです。 などと闇サイトに関わったことを後悔する内容が書かれていました。 闇サイトに手を出した結果、平凡だった人生が一転してしまいました。 ZEROは大阪梅田である男性と待ち合わせた。 山下友昭さん32歳。 一見すると小柄な普通の男性。 しかし彼の口から語られた言葉は・・・ 「当時はもう偽造の・・・まぁ、運転免許証で、ま、銀行行って ま、銀行口座を開設して(通帳を)騙し取るということをやってました。」 山下さんが犯罪に手を染めるきっかけになったのは ネット上の掲示板、闇サイト。 3年前、フリーターだった彼は遊ぶ金欲しさに高収入を謳う募集に飛びついたという。 その仕事とは、偽造免許証を使い、振り込め詐欺などに使われる。 架空の銀行口座を作ることだった。 ZERO「行ったことある銀行というと?・・・」 「ま、ここの信用金庫と・・・ま、ここの銀行と・・・こちら向かいと。あちらにも。 この辺はすべて行きました。」 ZERO「口座づくりの報酬は?・・・」 「その時で、一件3000円ですね。一口座。 大体一日・・・5件6件で・・・ま、1万4~5000円。」 犯罪と知りつつも、金欲しさに口座作りを辞められなかった山下さん。 彼が作った口座の数は・・・ 「100通近くは行ってると思います。」 「もちろん・・・まぁ、家を出るとき 今日は無事に家に・・・帰れるかなっていう・・・ のは、毎日毎朝・・・思っていたんです。 まぁ実際、偽造免許を手にしたりしたら、まぁ言ったら・・・ まぁこの免許が・・・お金に代わるっていう風に思って・・・」 しかしその行為が・・・いつまでも許されるはずはなかった。 初めてわずか3ヶ月後、彼は逮捕された。 「まぁ朝10時ぐらいだったと思うんですけど・・・ ピンポン鳴ってドア開けると、もう 手帳と家宅捜索令状を見せられて・・・」 彼が見せてくれたのは、警察の押収品を記したリスト。 偽造免許証21枚、口座を作るために使った印鑑は85本。 闇サイトに手を出した代償は大きく 詐欺などの罪で、懲役3年、執行猶予5年の判決を受けた。 「まぁ逮捕されてからでは遅いんですけど・・・ 結局逮捕されるまで、自分がどんだけ悪いことをしてたんかなって 気付かなかった・・・。 今思うのは・・・やっぱり後悔しかないです・・・はい。」 ZEROはもう一人、闇サイトに手を出したことで人生が大きく狂ったという男性に会うことができた。 小池祐介さん27歳、彼は東京で俳優を目指していた去年4月。 生活費に困り、消費者金融から借金、その返済のため闇サイトに手を出したという。 彼は今、その闇サイトで関わった業者から逃げるように、 家具もないこの部屋で生活している。 「最初は、あのぉ・・・メールのアドレスが書いてあったんで・・・ あの、メールしたんですよ。 すいません、お金に困ってて、仕事させていただけませんかって。 そしたら向こうから返信があって、「白ロムのバイトなんだけどね」って 白ロムってなんだろう?って最初僕も戸惑ったんですよ。」 白ロムとは電話番号などが記録されたICチップを抜いた、携帯電話の本体。 特に最新機種の白ロムは、機種変更用に人気が高く、ネットオークションなどで大量に売買されている。その白ロムの入手が闇サイトで仕事になっていた。 小池さんは自分名義で、 数万円の最新機種の携帯電話を後払いで購入する。 その携帯電話からICチップを抜き、白ロムにして募集主に渡すと、 一台5000円の報酬をもらう。 募集主はその白ロムを高額で転売するが、小池さんには 後日数万円の請求が届く。 その請求はどうするかというと・・・ 「なんかもう・・・そんなの放っておけばいいの一点張りでしたね。 だからもう怪しいな、おかしいなと思ったんですよ。」 携帯電話会社を騙す詐欺だと、気付いた小池さんは その仕事を断ろうとした、しかし・・・ 「なんかチクったりとか情報を漏らしたりしたら 本当危ない目に遭うよって言われてて・・・ だから僕・・・怖いんで辞めますなんとかって言ったら・・・もう 何されるかわかんないし、断れなくなっちゃったんですよ。 だから僕結局、50台・・・50台ぐらい契約したんすよ。」 半ば、強制的に携帯電話を契約させられた小池さん。 わずか2ヶ月で、およそ350万円の借金を背負うことになった。 「でもいつかこれ・・・精算しないといけないし、 どうしたらいいかわかんないす・・・もう。 バカっすよ本当・・・。バカ・・・バカって言い聞かしても何も解決にならないですけど・・・。」 涙を流し後悔する小池さん、安易に闇サイトに手を出したために俳優への夢を 失うことになった小池さん。 「東京でその・・・役者になるんだって最初、夢を追いかけてたんだけど まさかこんな結末になるとは思わなかったし・・・。 なんか本当にもう・・・後悔、後悔だらけですよ。」 村尾氏「怖いですけどね、闇サイトも巧妙に姿形を変えてる場合が多くて、 インターネットの求人情報で、まぁ安易に、その・・・アクセスする人も多いと思うんですけれどもね。 携帯電話を購入しろとか、偽造免許証を使って口座を開けといった。 なんらかの形で、犯罪に結びついてるんですね。絶対これは手を出していけない。 っていうことですね、星野さんどうですか?」 星野氏「まぁ脅かされるのは怖いって、やっぱりそれと戦う勇気を持たなきゃいけないけども。まぁそうは言ってもね、なかなか今の子はね、戦うという勇気が沸いてこないんですけどもね。やっぱり傷が小さい内に友達に相談するとか、友達ってある程度ほら・・・突き放して、身内だったらかわいい、事件だったらいけないとかそういう風な感情が出ますからね。やっぱり友達に相談する・・・」 村尾氏「それは一つの手ですね。」 星野氏「ええ、そうして友達がもしいなければ、やっぱり警察に行くべきですよ。ええ」 村尾氏「やっぱり自分一人で抱えてはやっぱり駄目ですよね。」 星野氏「そうするとだんだんだんだん時間が経ってきて、大きく大きくなって、ああどうしようどうしよう・・・とこうなってくるんですよね。 村尾氏「今回取材した中の一人はですね、まぁ闇サイト上にある楽に稼ぐチャンスという甘い言葉はですね、全部嘘だったと言っていたそうです。まぁ、この闇サイトの問題は、今後もアクションで追っていきます。」 (終) [目新しさの後ろに隠れるIT企業の罪を問う] 当ブログで、問題にしたいのは、やはりネットのアクセスのしやすさです。 前回と同じく、安易な気持ちで犯罪に手を染めてしまっている人達が出てきています。 彼らは加害者であると同時に、闇サイトの被害者でもあるのです。 「彼らは闇サイトがなかったら恐らく、これらの仕事に手を染めることはなかった。」 ・・・それは私にもわかりませんし、そう言い切るつもりありません。 ですが、やはり 「彼らは闇サイトがなかったら恐らく、これらの仕事に手を染めることは難しかった。」 こういう風には言えると思います。 闇サイトに限らず、ネット上には違法行為が溢れています。 闇サイトというのは氷山の一角に過ぎません。 その根源には無責任なIT企業が大きく関係しているような気がしてなりません。 悪質なIT企業が提供する、自由というものを徹底的に疑うべきなのではないか?と最近私は考えています。 関連リンク:闇サイト 携帯電話 ( 闇サイト犯罪者の犯罪意識の希薄さ ) 関連リンク:口座屋を直撃 関連リンク:放置される闇サイト |
どうも肉球フォントです。NewsZeroにて闇サイトの特集がありました、優れた内容ですのでテキスト起こしさせていただきます。今回は不正な携帯電話の契約。 ポイントは闇サイト犯罪者の犯罪を犯すという意識の希薄さです。以前このブログで紹介した口座屋も池袋でしたね。池袋になんかあるんでしょうか?闇サイトへの批判コメントは既に以前の記事で書いてある(繰り返しばかりになってもしょうがないので)のでそちらをご覧ください。 ちなみに次回もテキスト起こしです、では。(※テロップと音声が異なる場合は音声を優先、聞き取りにくい部分はカット、あるいは一部間違いがある場合があることをご了承ください。)
関連リンク:口座屋を直撃 関連リンク:放置される闇サイト |