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闇サイト徹底討論 | ネットの相対化

闇サイト徹底討論(49)

闇サイトは多くの場合ネット事業者のサイトを使って
匿名の管理人が運用しています。

そこに高額報酬のアルバイト募集を装って
犯罪仲間の募集が書き込まれています。

そのサイトに見知らぬ者同士がこのように集まり
実際に詐欺や強盗、殺人までもが行われているのです。

このように犯罪の温床になっている闇サイトですが、
現状では取り締まる法律はなく、野放しの状態です。

野放し(49)


村尾氏「野放しの状態でいいはずはありませんよね
では、どう規制していけばいいのか
今回ネット事業者の代表者と
法規制を訴える弁護士の双方を招いて
徹底討論しました。」




闇サイト(49)

闇サイトの報酬(49)

犯罪仲間が募集されている、闇サイト
ZEROはこれまで何度もその実態を取材してきた。

闇サイトを通じて集まった若者達は偽造免許証を使った詐欺に手を染めていた。

偽造免許証(49)

最低でも5万円は


応募者「2日間でどれくらい稼げますか?」

犯罪紹介者「最低でも・・・まぁ5万は」

応募者「マジっすか」




磯谷利恵さん(当時31)


ついには闇サイトで集まった
見知らぬ三人の男によって
帰宅途中の女性が拉致され
殺害される事件まで起きた。




しかし現在、闇サイト自体を取り締まる法律はなく、
犯罪に誘う書き込みは野放しになっている。

闇サイトを取り締まる法律がない(49)




闇サイトをどう規制・対策すればよいか(49)


この闇サイトをどう規制・対策していけばよいのか
ZEROは今回、その方法について徹底討論した。

集まったのはこの四人

法規制を訴える弁護士(49)


法律による規制が必要だと言う。
元警察官僚の後藤啓二(ごとうけいじ)さんと

弁護士の紀藤正樹(きとうまさき)さん。

ネット事業者の二人(49)

一方、ネット事業者からは
ヤフーの別所直哉(べっしょなおや)さんと
事業者団体の岸原孝昌(きしはらたかまさ)さんの二人が参加した。




その岸原さんは、法規制には慎重で
事業者の自主的な取り組みで対応できると主張する。




村尾氏「岸原さんのご主張は、民間の自主規制で対応できる、というご意見。」

岸原氏(49)


岸原氏「そうです、まずそこをやっていくべきだという風に思ってます。
えーその犯罪を助長していく、こういった闇サイトのようなものはですね。
公序良俗に反する行為ということで、サービス自体をそれを発見した段階で
徹していくと。
といったことも、随時民間としてやっておりますし。
こういったとこの、取り組みをもっと徹底していくと。」




岸原氏の「自主規制」案(49)

岸原さんは法規制しなくても、ネット事業者が闇サイトを見つけ
削除するという自主規制で対応できるという意見。

これに対するのは




約15000事業者(49)

法改正が必要(49)


紀藤氏「あの岸原さんが言われたこの事業者っていうのは、
現在登録だけで届け出だけで15000ぐらいあるんですね。
だからとてもですね、全体を統括できる自主規制っていうのは
もう現状のインターネットの世界では不可能

やはりなんらかの法改正が必要だという風に思うんです。」

健全な利用者だけが(法律で)縛られる(49)


岸原氏「法律をどんどん強化してってもですね、悪質な方達っていうのは
そもそも法律を守らない方達です
健全に利用してる人達だけが縛られてですね、一般の人達にとっての
今まで便利に利用できてたサービス自体が利用できないということも起きてくるかと思うんですね。」

紀藤氏「そうは言ってもですね、自主規制でこれまで努力してきた結果がこの状態になっているわけですね。

村尾氏「後藤さんどうですか?自主規制、民間の自主規制というのは」

自主規制は機能しない(49)


後藤氏「いえ、もうこの世界で自主規制というのは全く機能しないという風に思います。
そもそもその、犯罪を行うものを募集するもの、
闇サイトを開設してるものの世界ですから
まずはその自主規制というのは機能しないという風に思っております。」

村尾氏「別所さんはもう事業者でありながらもですね法規制ということで」

自主規制には限界がある(49)

別所氏「そうですね、自主規制には限界があると思ってます、
民間でできる取り組みはかなりやってきていると思っております
ので、
ですから次のステップを考える時期なのではないかという風に思っております。」

村尾氏「なるほど」

やってはいけないことをきちんと組み込んだ法律が必要(49)

別所氏「まぁつまりやってはいけないことを、法律でやっては駄目ですときちんと組み込んだ法律が
必要だという風に思ってます。」




ネット事業者(49)

法規制に慎重な岸原さんに対し
同じ事業者でも、別所さんは法規制を主張。

そして同じく法規制を主張する後藤さんは、こんな法律案を示した。




犯罪仲間募集サイト禁止法(案)(49)


後藤氏「まぁ私の考えているのは、まぁこういう略称ですけども
犯罪仲間募集サイト禁止法というなものを
作ればいいんじゃないかと。」




後藤氏の「法規制」案(49)

後藤さんの案は犯罪仲間を募集する書き込み自体を禁止。
さらに闇サイト自体の開設を禁止するなど
直接的に規制というものだ。




後藤氏「法律を作って、まぁ警察だけではありませんけれども
警察の関係機関が、適切に対応することでですね、
それなりの効果が上がってくるだろうという風に・・・」

村尾氏「これは事業者の皆さんどういう風に?」

(規制する)範囲が広いのでは(49)

岸原氏「そうですね、後藤さん書いていただいている件は
非常にこう・・・(笑)範囲が広いのではないかと
渋谷で一緒に会って何々やろうっていったもの自体が犯罪仲間の募集だと
いうことで取られる可能性が出てくると、
こうどうやって定義していくっていうのが非常に
難しい面ではあるかなと思ってます。」

後藤氏「えーとあのこういうことをやる際にではですね、当然その辺はきっちしと
どういう行為が当たるかということは書ききると。」

村尾氏「例えば、公的な規制をしこうとした時に、必ず
表現の自由とのことがいつも話題になってくると思うんですが
どういう風にお考えですか?」

表現の自由の保護のらち(範囲)外(49)


後藤氏「犯罪仲間の募集はですね、これはやっぱりもうどう考えても(笑)
表現の自由の保護のらち外ですよね。


紀藤氏「ただ、私はやっぱりインターネットってのは
前提が表現の自由の問題があって
表現を規制するっていうことはですね
インターネットの表現を規制するってことは
自ずから一般の表現も同じ基準で規制される危険は持つんですね。
その中で、私が考えたのがやっぱり表現の自由に直接タッチしないで
直接的な規制の前に、間接規制っていうのも
考えないといけないと。」




ネット広告(49)


法規制には賛成だが、表現の自由を守るため、間接的な規制の方が
望ましいと考える紀藤さん。

アルバイト募集の場となっている、闇サイトを
職業紹介業と捉え
さらに闇サイトの多くがネット広告で収入を得ている点に着目すれば
今ある法律を改正して規制できると主張する。




職安法・特定商取引法の改正(49)


紀藤氏「こういった、この種の犯罪募集サイトっていうのは
ただで運営してるわけじゃなくて結局広告で儲けてるんですね。」

実質的に見ると、事業者ということになりますから。
例えば、こういう職安法の改正であるとか
特商法の改正であるとかいうことで
そういった事業者も届け出制に変えてしまうと
届け出制に変えるってことはですね
氏名、名称、住所、連絡先、全てを国に管理されるということになりますから。」

村尾氏「今の紀藤さんのお考えはですね
どこを規制するかというと、このサイトを開設している
管理人の名前であるとか、住所である
こういうものを届け出制にすれば
なかなか悪いことはできないだろうと。」

紀藤氏「悪いことができる人は参入してこないし、
悪いことをしてしまった場合は警察の規制もやりやすくなる

村尾氏「これについて皆さんはどうお考えになりますか?」

別所氏「本当に実効性があるのかどうかというところはですね。
やはり十分に検討する必要があるのではないかという風に思ってます。」

紀藤氏「私はここで利益を得ている以上は、やっぱりサイト管理者にその
自分の氏名、住所を明かしなさいというのはですね
なんらおかしな規制じゃないという風に思っています。





今すぐ対策を講じるべき(49)


事業者による自主規制と
新法や法改正による法規制
それぞれに問題点はあるものの
今すぐ対策を講じるべきだという点では一致した。




村尾氏「要は組み合わせ、優先順位、どうやってうまく補完していくかということに尽きる
という気がいたしました。」

ありがとうございました(49)


本日はどうもありがとうございました。

一同「ありがとうございました。」




論点の整理(49)

村尾氏「まぁ四人それぞれ意見を出してもらったんですけども
ここでもう一度ですね、闇サイト対策の論点を整理してみたいと思います。
まず、現状は何も規制がないんです。
この現状の元で、法律で規制しようという考え方と
いや、業界の自主規制でいいんだという考え方の大きく二つに分かれます。

またこの法律で規制しようという方にも、二つの考え方があるんですね。
で、一つは
この後藤さんや別所さんが言っているように、
サイトの中にこの犯罪仲間募集の書き込み、その書き込み自体を
法律で規制しようという考えなんですね。」

小林氏「ただ規制といっても、どう規制するか難しい問題がありますよね。」

村尾氏「そうなんですよ
実態がですね、高額アルバイト募集だけしか書いてないんですね。
だったらそれ自体を法律で規制するっていうことになると
これ突き詰めていくと、表現の自由を侵害する恐れが出てくるのではないかと。
といった問題点が出てくるんですね。

で、一方紀藤さんなんですが
今、管理人はですね、何の届け出も入りません。
自由なんですけども
これを法律で届け出制にしたらどうかというのが紀藤さんなんです。
ただこの問題点は多くの善意の管理人
この皆さんが、まぁ言ってみれば届け出制ということで
いろんな手間暇がかかるわけですから不便になるのではないか

そもそもですねインターネットというのは、匿名の元で発展してきましたから
こういう届け出制にするとインターネット自体の発展が阻害されるのではないか
という懸念する声も出ているんです。

この法規制に対して、自主規制を主張するのが岸原さんなんですね。
岸原さんは、事業者自身が削除するということでどうかということを言っているんですが
これは、VTRでもありましたように数があまりにも膨大で
自主努力だけではですね、限界があるのではないか
ということなんですね。

私はですね、やはりこのヤフーの別所さんが言っているように
もう自主規制だけではもう限界なんだということを言ってますから
しかもこの闇サイトでは現に殺人が行われているわけですからね
私はもう自主規制を超えて、法規制の方向でこれを考えを進めて行くべきだと思います。
法規制の方向でこれを考えを進めて行くべきだと思います(49)




以上News Zeroからテキスト起こしさせていただきました。

なお、この議論は約一時間のロングバージョンとして
NewsZeroのホームページで公開されていますので
視聴したい方はホームページへどうぞ。」
(ちなみに今回のコメントは、ロングバージョンをまだ見ていないので、編集されていない部分は無視してます。見てなんか足すところがあれば追記あたりで書きます。)




さてさて今回は議論に終始した闇サイト特集でしたが
皆さんはどのように感じましたでしょうか?

正直NewsZeroもちょい前に
アイフォンとグーグルの携帯電話のPRブイ
を公開してたので
スポンサーにアップルがあるとはいえ、
それって闇サイト批判と矛盾する方向だよねぇ・・・
・・・と複雑な気持ちでしたし

しかもこの議論の人選もどうなんだろう?・・・
私はよく知りませんが・・・
別所氏は2ちゃんねる信者とかいう情報も・・・
紀藤氏も隠れ2ちゃんねる教典となっている「グーグル八分」の帯に出てたし・・・
とさらに複雑な気分でこの議論ブイを見ていましたが・・・

意外に悪くない内容でした。

表面的な部分での議論とはいえ、
メディアでこういうネットの切実な問題を議論するのは
ネット偏向的な視点を相対化する意味で、大きな一歩だと思います。それはネットを健全な方向に導く一歩でもあるということです。




さて対策について語らせていただきますと・・・

まず書き込み内容を規制する。
これは具体的にどういうものなのかが提示されていないと
何とも・・・言えないですね。
表向き健全なサイトでも中を覗いたら闇サイトだったとか
そういうサイトにも対応できなければ全く意味はないです。
具体策を上げてくださいといった感じです。

お次は、届け出制にする。
これはある程度効果が期待できそうです、
間接的な規制として段階を踏む事も含め、それはそれでいいと思います。

ですが、この場合
ネット広告(アフィリエイト)で利益を上げようとしている
サイトにしか効果を上げられないという問題が出てきます。

じゃ非営利ならいいのか?
利益など関係なく、犯罪を呼びかけるものもいるのではないか・・・と、私は考えます。

それにも対応できるようにする必要があるのかもしません。
もちろんそれは段階を踏んでもらって結構ですが。

私は闇サイト以外の問題も視野に入れてますので
著作権問題で置き換えると、じゃ非営利なら(不特定多数と共有)していいのか?という疑問は大きな問題となります。
営利か非営利かそれがどうであろうが、
ソフト市場に悪影響を与えるという事実がある限り
それを無視することはできません。




私は、現状のアフィリエイトシステムが
ネットの犯罪行為を助長していると睨んでいます
この策はアフィリエイトシステムを登録制にするということになりますから
その意味では良い策だとは思います。

危惧しておきたいのは、じゃあアフィリエイト会社が海外で運営していたらどうなるのか
その場合、日本の法が優先されないと意味はないですし、
登録制といっても直接、間接的に国が管理してるサーバーでサイト運営する・・・と徹底しないと
意味がないですよね。

というわけで、ある程度の効果しか期待できないというのが私の感想です。




[ネット事業者はネット事業者として発言しろ!]

最後の自主規制、
これほど期待できないものはないです。
今まで違法をネタに利益を上げてきたIT会社の自主規制なんぞ知れてます。

まず他の分野から材料もぎ取って行って後は知らん顔という発想
・・・汚いです。

IT会社の連中は。
自分達で何かを作り出すという発想がまずない。

グーグル、ヤフー、2ちゃんねるその他なんでもいいです。
彼等の頭の中は自分の領域を守ることだけ。

後は破壊すればいいと思っている。

じゃなけりゃ、このブログで指摘してきた
現状の荒れ果てたネットになりゃしませんって。

それとネット事業者の発言からは
当事者としての意識みたいなものが感じられません。

隠蔽癖、辞めません?
その隠蔽癖。

バレバレですから・・・(笑)
隠すの辞めましょうよ。

まず自分たちの利益をはっきりさせたほうがいいのでは?
はっきり発言してくださいよ。
「法律で規制されると、ネットの利用者が減り当社の利益も減少するので、規制は慎重に検討して欲しい」と。
こう発言するだけで私のような自称、正常なネットユーザーは
あなたたちをまともな事業者と認識することができます。

善意のネットユーザーとか言葉を置き換えるのは辞めて欲しい。
まずあんたらは、ネット事業者でしょう?
なんで善意のネット利用者という仮面を被っていちいち発言するんでしょう?
何故ネット事業者としての発言をしないのでしょう?

ネットユーザーはネットユーザーとして発言できないから代弁しているでも思っているのでしょうか?
バカにするのもいい加減にして欲しいです。

全てのネットユーザーは、現在のネットサービスに何の疑問もなく利用しているわけではないのです。
私のような現状のネットサービスに疑問を感じる人間からすれば、
そういう発言は
代弁されてもいないどころか私のような人間を疎外する一方です。

何のためにこのブログが存在するのか?
それはアホなネット事業者が私達を代弁していないからという
・・・不幸があるからです。

もし代弁する気があるなら、こういう言って欲しい。
「現状のネットサービスに疑問・嫌悪を感じるネットユーザーもいる」と。

その上で議論しないと、全てのネットユーザーは、Web2.0信者(共産主義者)ですという前提で先に進まれてしまう。

まさに出来レース。
バカバカしい♪

何故Web2.0をIT会社は前提するかといえば
その方がIT会社は儲かるからだ。
ネット広告支配というやつです。

人の命やあらゆる価値観より、ネット広告(お金)が重要。
バカバカしい♪




というわけですが、じゃ肉球、おまえの策はなんなんだと仰られると思いますが。
最初から相も変わらず
完全登録制を推します。

私がこのブログで指摘するのは闇サイトだけじゃありませんから、
アフィリエイトをピンポイントで取り締まるだけじゃもの足りません。
いわゆる、実名制であり免許制です。
車の免許に近いレベルの重さを考えてます。
これはアフィリエイトをする人間だけでなく、全てのネットユーザーを対象とします。

これと同時に法改正して警察をネットの問題に対して動きやすくします。
これは世界的な規模で実行しないとあまり意味はないですが、
先進国が率先してやっていけば事は意外に簡単に進むでしょう。
(グローバリゼーション、エコ、タバコの規制を見ればわかりますね)

ここまでオープンにしないと、陰湿に隠蔽されまくっているネットが・・・
健全になるということは難しいのではないかと考えます。
既に韓国はこの方向で動いてます。

ネットの利益なんかより、健全な人達の利益を優先させるべきと思います。

ネットが健全になって欲しいと思う方はリンクをお願い致します。 【 2008/10/27 21:40 】

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